観てきました!GHOST IN THE SHELL!!
わたしは攻殻機動隊が大好きです。一番好きなアニメと断言できる。
士郎正宗氏の原作のマンガ
押井守監督の「GHOST IN THE SHELL」「INNOCENCE」
神山建治氏の「S.A.C」「S.A.C.2ndGIG」「S.A.C.Solid State Society」
どれも何十回もくり返しみています。セリフも覚えてしまうほどに。
そんな私が2017年 GHOST IN THE SHELLを観た率直な感想をお伝えします!!
面白い…!!!!!!
この映画なかなか面白い!!
というかなかなか頑張っている!!なんて上から目線ですみませんw
でもファンとしての目線で申し上げるとそんな感じです。
とにかく自分は攻殻機動隊大好きっす!!という人が作った作品という印象。
ところどころに散りばめられた前作へのオマージュ。
ああ、これは「GHOST IN THE SHELL」のこの場面ですね。お!ここは「S.A.C」の第1話じゃありませんか。こんなところにあの場面が!!といった感じでさまざまな場面を再現しています。
押井守監督の映画はもちろん、神山健治のテレビシリーズも場面も多々登場する。
この登場するシーンがほんとすごい。相当のファンじゃないとできないだろうという描写。
その再現はかなり忠実であり、敬意を感じるもの。
ガチで攻殻機動隊が好き!!っていう人が作っているのが分かる。
熱い愛を感じます。
攻殻機動隊の世界・用語が分からない人には難しい
これは攻殻機動隊シリーズ全てに言えることなのですが、予備知識なしで観るとかなり難解。
何も分からない人がこの作品を見ても、楽しめる要素はあります。
ですが、予備知識があったほうが圧倒的に楽しい。
この映画は基本的に英語の作品なので、専門用語的なものは気にならない。しかし専門用語的なものはあるのとないのとでは感覚的にだいぶ違う。
とりあえず他のは見たことがないけれど今回の作品を見る!という方は見たあとに今までの作品を見返すと面白いですよ。
配役がなかなか良い
映画やアニメを実写化する時に一番気になるのは配役ではないでしょうか。
配役によっては作品が台無しになってしまう可能性だってあるわけですからね~。
人によって意見は違うと思いますが、少佐がスカーレット・ヨハンセンというのはかなり良い。
サイボーグのように美しい顔立ちは映画の中で見ていても違和感を感じなかった。
もう少し前、5年とか10年前にこの作品を作るならアンジェリーナ・ジョリーも良かっただろうな。
そしてバトーさんの配役もいい。今回バトーさんを演じるのはピルー・アスベック氏。
個人的に攻殻機動隊に出てくるキャラクターで一番好きなのがバトーさんなんですよ。だからどんな演技をしてくれるのか期待すると共に、不安でもあった。
で、見た結果は。。かなり良い!!バトーさん的な雰囲気もありつつ、人間らしさ、柔らかさがありよかった。
まあ本来のバトーさんのイメージよりも器用でいい男って感じだったけど好きです。素敵でした。
そして公安き9課を率いる課長の荒巻大輔はビートたけし。荒巻課長ってどの作品を見ても、カタブツながら優しいイメージなんですよね。でもビートたけしが演じると確実に悪人に見えるだろうって思ったんです。
実際映画の中でも悪人に見えましたw
でもなかなかいい。やっぱり彼は味があるんですよね。他の人を寄せつけない存在感、格好良かった。
そして他の役者が英語でしゃべる中で唯一日本語を話す彼。何でこの人だけ日本語なの???
と思いつつも、それがいい味を出していて悪い気はしなかった。
CGすげぇえぇぇ!!!
本家の「GHOST IN THE SHELL」から20年以上「INNOCENCE」からも10年以上。
技術は確実に進化している。技術的なこととか詳しいことは分からないけれど、イノセンスのCGはすごい。今見てもかなりのレベルだ。
しかしこの映画でもCGにはかなり力を入れています。街の描写は本当に面白い。立体の人間が動く看板がたくさんあったり、近々こんな風になるのかなぁ…と連想させられる。
とにかく見てて楽しいんですね。ストーリーよりもこっちのほうが楽しめるかもと言えるくらいに。
街や背景にかなり凝ってます。
そして光学迷彩や電脳世界もかなりいい感じ。
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